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会長挨拶

ごあいさつ

  地図ワカバ会会員の皆様、お元気でお過ごしでしょうか。

 今年の春、新年度のスタートとともに、ワカバ会も新入会員(66回、270名)を迎えました。3月の卒業式に参列いたしましたが、静かな式の中にも卒業生たちが充実した高校生活を送ったことを感じました。沈滞感や閉塞感の漂う日本の社会ですが、この新入会員たちが若い力で新しい世界を切り拓いていくことを期待するものです。
 この4月でワカバ会が一般社団法人となって1年経ちましたが、まずは順調な1年目だったと思います。会報や5月18日の総会においてもご報告しておりますが、昨年度は軽井沢の山荘の売却が大きな出来事でした。山荘の47年間の歴史を思うと残念な気持ちもありますが、一方で山荘維持のためにかかってきた手間や経費が節減できることとなり、少し身軽になった感があります。これにより、今年度の予算からは山荘会計部分がなくなり、予算内訳もわかりやすくなったものと思います。
 山荘がなくなった今、もう一つのワカバ会の資産は大田区鵜の木の駐車場です。これは、同窓生の集めた寄付金や初代校長の丸山先生にいただいたご寄付などが、形を変えて受け継がれてきたものです。今も駐車場の一隅には昭和11年に作られた石碑が立っており、当時の経緯が書かれております。この土地は、当初は農園として、その後は保育園にも使われておりましたが、一部を大田区に寄付したのち、現在は駐車場(28台収容)となっているわけです。当面は駐車場として維持いたしますが、長期的にはこの資産を有効に活用する方策を検討する必要もありますので、皆様からご意見をいただきながら、方向を見極めていきたいと思います。
 また、ワカバ会の主要な公益事業として、丸山記念奨学金があります。これは、経済的に困難な状況の中で進学やスポーツなどの具体的目標を持ちながら努力している現役生徒を支援するもので、今年度から一人年額12万円に増額したところです。昨今の経済状況を反映して奨学金希望者は多く、今年も47名もの応募があり、その中から10名を選んで給付することといたしました。予算枠が8名でしたので、追加の2名分についてはハローキティ根付の販売に伴う寄付金収入などをあてる予定です。多くの希望者の要望の応えるため奨学金枠も拡大したいところですが、通常の予算内では限界がありますので、会員の皆様からのご寄付にも期待しております。

 ワカバ会が府立第六高等女学校卒業生の同窓会として昭和3年に発足して以来、今年で86年、これまでの卒業生は2万2000名を超えております。会員に開かれた運営を継続するためにも、多く皆様にこのホームページを活用いただくともに、ワカバ会へのご意見やご要望もお寄せいただければ幸いです。
 最後になりますが、会員の皆様のご活躍を祈念するとともに、今後も一層のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。(平成26年7月)

                        第12代ワカバ会会長 三輪田 真

  

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